スペシャルイベント

2012年7月29日(日)

かえっこバザール with 「かえるの森へ!」

スペシャルイベント

2012年9月8日(土)

イザ!カエルキャラバン! in 外神田と3331

展覧会概要

藤浩志氏は約30年以上に渡り、流行りの思想や手法に流されることなく、社会・地域・日常を見つめ続け、「循環社会への転換」「地域社会の変革」といった大きな命題に対して取り組んできました。なかでも、おもちゃを交換するシステム「かえっこ」は2000年に発案されて以来、国内外1,000カ所・5,000回以上にわたって開催され、それぞれの地域が抱える問題に対応し、市民や住民が主導となるコミュニティ・プロジェクトへと発展しています。

本展は「かえる(変える/還る/換える/買える)」をキーワードに、13年続く「かえっこ」により集まった約5万ものおもちゃを素材とし、インスタレーションやワークショップを行います。そのほか、プラスチックや針金など、これまで藤氏が生活や活動のなかで収集した膨大な数の素材や、それらをつなぎ合わせた作品、各地で連鎖・発生してきた地域活動の紹介、入札形式による作品販売(サイレント・オークション)を行うなど充実の内容です。

子どもからお年寄りまで、誰でも観る・参加する・換える・買える!?ことができる、夏休みに家族で出掛けたくなる展覧会です。

藤浩志プロフィール

1960年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、地域社会を舞台とした表現活動を志向し、京都情報社を設立。京都市内中心市街地や鴨川などを使った「京都アートネットワーク」の企画以来、全国各地のアートプロジェクトの現場で「対話と地域実験」を重ねる。同大学院修了後、青年海外協力隊員としてパプアニューギニア国立芸術学校勤務。

都市計画事務所勤務を経て92年、藤浩志企画制作室を設立。地域資源・適正技術・協力関係を活かした活動の連鎖を促す美術類のデモンストレーションを実践。2012年、十和田市現代美術館の副館長に就任。主な展覧会に、2010年「瀬戸内国際芸術祭」(香川)、2008年「サイト・サンタフェ・ビエンナーレ」(サイトサンタフェ、アメリカ)、2006年「第12回バングラデッシュビエンナーレ」(オスマニアメモリアルホール、ダッカ、バングラデッシュ)、2005年個展「違和感を飛び越える術」(福岡市美術館、福岡)など。

藤浩志企画制作室 http://geco.jp/
藤浩志の日々の活動を報告するブログサイト http://geco.exblog.jp/
かえっこについて http://www.geco.jp/kaekko/